ブログ始めて3年間。良かったことや良かったことを挙げていきます。
あけましておめでとうございます。
当サイトの管理人の佐々部です。
2019年になっちゃいましたね。
東京オリンピックもとうとう来年です。
2016年の頭にこのブログを始めて約3年、多くの方から「読んでるよ~!」と言っていただき、毎回非常にうれしいです。
おかげさまでブログの年間PV数も2016年⇒2018年で8倍と大幅に増え、モチベーションにさせていただいてます!
友人、先輩、後輩からも「よくブログそんなに続けらるね~」なんて言っていただくのですが、自分に何もメリットがなければ3年も続きません。
そこで『スポーツ科学・トレーニング科学に関するブログ』を書くメリットについてつらつらと挙げていこうかと思います。
そもそもなぜブログを始めたのか?
そもそもブログを始めた1番の動機としては、
『学術論文を読む機会をきちんと作りたかったから』
です。
僕は大学院でトレーニング、特にアジリティに関する研究をしていたのですが、修士論文を書くために学術論文は50~100本程度は読みました。
そのおかげで、当時のアジリティに関する主要な研究についてはだいたい把握していました。
これは僕に限らず、歴代の先輩たちも。
しかし「大学院を修了したら仕事が忙しくなってあんまり論文読まなくなったな~1回読まなくなるとまた習慣づけるの難しいから定期的に読みなよ~」的なことを先輩が言っており、確かにと思い修了後も論文を読み続けようと決めました。
でも根が怠け者なので、どうやったら読み続けらるかな~と考えた結果、
「ブログやな」と思いました。
当時から河森さんのブログやAthlete Bodyなど、科学的根拠をベースにしたトレーニング系のブログはあり、そこへの憧れもあったので。
割と承認欲求はあるほうやという自覚はあったので、「SNSでシェアとかいいねしてもらったら、それがモチベになって続けられるんじゃね?」という発想です。
そのもくろみがたまたまうまくいき、今につながっているという感じです。
(なのでいつもいいねやシェアしてくださってる皆さんのおかげで続いてます!)
そうして続けているうちに、『学術論文を読み続ける習慣』が身についたのですが、実はそれ以外のメリットも。
ブログを続けたことで気づいたメリット
当初の目的は言い換えれば「自分の勉強になればいいや」くらいだったのですが、いざ続けてみると、それ以外の良かったこともいろいろと出てきました。
いろんな人と知り合えた
ツイッターやFacebookで記事をシェアしたりしていると、同じようにブログをしていたりSNSで発信をしている人とつながることができました。
直接飲みに言ったり一緒にセミナーを受けたり、スポーツに全然関係ない話したりしょうもない話したり。(後者が主です)
建設的な批判をしてくれる人が
情報発信をしていると、「その情報or表現の仕方、おかしいんちゃう?」という批判をいただくこともあります。
それらの多くは「たしかに。。」と思わせてもらえるものが多く、その度に勉強になってます。
「ブログとか始めたいけど、批判コワい。。」って人は、「批判」≠「いちゃもん」ということをまず知りましょう。
たしかに耳が痛いことを言われることもあるかもしれませんが、「耳が痛い」=「そこを改善すれば伸びる」ってことですからね。
耳が痛いことを言ってもらえるっていうのは明らかにメリットですし、もしいちゃもんがあったらそれはスルーでいいんです。
(逆に、耳が痛いことを言われると無条件で拒否反応を示す人や、スルーが苦手な人は向いてないかもしれないです)
仕事の依頼が
現在の定期的な仕事のほとんどは以前からの知り合いや大学のつながりからのものですが、だんだんとブログ経由の仕事も増えてきました。
執筆やセミナーの依頼やパーソナルトレーニングなどなど。
やはり信頼が重要なこの業界ではオフラインでの仕事の紹介のほうが多いですが、先述した通りオンラインからのつながりがオフラインでのつながりにもなりますしね。
手が届かない選手に好影響を
正しい取り組みをすれば怪我は防げるしパフォーマンスも必ず上がります。
ただ、トレーニングやスポーツ関連のネット上の情報には出どころの分からないあやふやなものがあふれています。。
ブログ、または画像での研究紹介などの情報は、そういったあやふやな情報があふれている業界への一石になればいいかなっていう気持ちもあったりなかったり(Fight the Bull!ですね笑)
そうした『なるべく正しい情報』を発信していると、その情報を元に自分で考えて取り組んでくれた選手から連絡をもらうことも。
もちろん、効率良く結果を出したかったら直接パーソナルトレーニングやアスリハなどをお申込みいただくのが1番なのですが、金銭的にそれが厳しい方も多いのは重々承知ですし、あまり遠方の方は直接指導はできません。
なので無償で発信している情報ででも、何かしら良い影響を受けてくれた人がいると分かると、それだけでもうれしいもんです。
文章力が上がった(言語化が得意になった)
昔から数学などの理系科目は得意なのですが、文章で何かを表現することは少し苦手でした。
自分的言語で頭の中を整理するのは得意(情報を処理、自分の中で整理して完結するのは得意)だったのですが、わかりやすい形で『言葉でアウトプット』っていうのはどうも。。。
3年も文章を書いているとさすがに文章力もついてきて、初期のほうの記事を見てみると、添削すべきとこが目につく目につく。
そういった能力は、やはり口頭での説明にも活きてくるようで、今の現場の選手にも「説明分かりやすいな~」って言っていただくことも多いです。うれしい。
デザインの能力がちょこっと上がった
ブログと並行して、画像での研究紹介も行っています。
SNS上のタイムライン上で目につくように、色のこと、デザインのことも自分で勉強してみました。
そのおかげか最初より図でのまとめ方もちょこっと上手くなりました。
先述した文章力の向上と合わせて、人に図を使って物事を説明することにも活きています。
まとめ
てな感じでブログを続けてたら良いことや良いことがいっぱいありました。
自己分析的になりますが、以下3つのどれかが当てはまればブログは間違いなく読まれると思います。
①元々その人自身に価値がある(芸能人・アスリート)
②文章にセンスがある、面白いことが書ける
③希少価値のある情報が載せらる
②に関してはこの人とか大好きです。笑
⇒もはや日記とかそういう次元ではない
僕には①も②もないのですが、たまたまブログを始めた当初は『トレーニング系の英語の学術論文の情報を文章、画像で要約している人』が少なくてそれが希少価値になったのかな~と。
まだまだトレーニング業界には③のニーズはあるでしょうし(科学的なデータの要約に限らず)、②と③が同時に伴っている人もなかなか見かけません。
もしくは①の人が②×③を始めたらまあ無敵ですよね。
「大学院とか行ってないから論文とか読めないよ~」なんて思ってる人、そんなことありません。
実際、僕の知り合いでプロスポーツ(バスケ、野球、サッカーなど)でトレーナーをしている、フリーでトレーナー、SCをしている優秀な方たちの多くは、大学院を出てなくても普通に論文から得た知見を現場に活かしています。(論文の探し方、読み方はこちら)
それに先ほど述べたように、「希少価値のある情報」は、別に論文ベースのことでなくともありますよね。
(ただし、間違った情報やデタラメはやめてほしいです。。)
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執筆者:佐々部孝紀(ささべこうき)
【2018年の振り返り】
2018年は色々と転機の年でした。
長年関わってきた早稲田のバスケ部を離れ、新しいチームで仕事を始めたり、大学の同期が教員・コーチをしている高校への指導に携わらせてもらったり。
まだまだ経験不足な若造ではありますが、先輩方に追いつけるよう、選手・チームの役に立てるよう今年も精進していきます!