【第27回】睡眠の重要性①コンディションの観点から

「アスリートが私生活で気を付けるべきことは何ですか?」

この問いをアスリートにすると、だいたい出てくるのが、
食事をしっかりとること
睡眠をしっかりとること
家でストレッチをしっかりやること
etc…

今日はその中でも睡眠に注目していきたいと思います。

睡眠というものは本当に大事なもの。

じゃあ本当に十分な時間睡眠がとれているのか?

重要性をなんとなくわかっている人は多いですが、自信を持って「はい」と答えられる人は意外と少ないです。

というよりそもそも
「十分な睡眠はどれくらいか」
「睡眠がなぜ必要なのか」
この問いにまず答えられない人がほとんどだと思います。

 

睡眠不足は怪我を増加させる

アンケート調査の結果、
6時間睡眠の選手は8時間睡眠の選手に比べ怪我をする確率が約2倍というデータがあります(Milewski et al, 2014)。

ちなみにこの調査では9時間睡眠の人は8時間睡眠に比べてさらに怪我は半減しているようです。

つまり6時間睡眠だと9時間睡眠に比べて怪我をする確率は4倍ということ。

睡眠不足で怪我が多い選手は、しっかり寝さえすればだいたいの怪我は防げる可能性があるということです。

 

睡眠不足は風邪を引く確率を増加させる

つづいて最もポピュラーな内科的疾患である風邪について。

Prather ら (2015) の研究では、ActWatchという機材を使用し、睡眠時間と風邪の罹患率について調べています。

この研究の結果においては

6時間以下の睡眠の人は、7時間以上睡眠をとっている人に比べて風邪を引く確率が4倍以上

という結果になりました。

ただ、この研究では8時間以上の睡眠だとどうなるかについては検討されていませんでしたが、アスリートは激しい運動により一般人より免疫機能が落ちていることも多いため、7時間では足りないのではないでしょうか。

 

まとめ

アスリートとして、細かいコンディションがどうこう言う前に、まず基本は

・怪我をしないこと

・体調を崩さないこと

十分な睡眠(最低8時間、理想は9時間?)をとるだけで大半の怪我・病気を防げるんですから、うだうだ言わずにまずしっかり寝ましょう。

もう一度言います、最低8時間、理想は9時間

他に「やらなきゃいけないこと」はいっぱいあんのかもしれませんが、睡眠だって十分その「やらなきゃいけないこと」ですよね。

 

Milewski et al
Chronic Lack of Sleep is Associated With Increased Sports Injuries in Adolescent Athletes.
Journal of Pediatric Orthopaedics
2014, 34(2):129-133

Prather et al
Behaviorally Assessed Sleep and Susceptibility to the Common Cold.
SLEEP, 2015, 38(9):1353-1359

 

 

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