【第23回】意識高い「系」アスリートになってやしませんか?

今やインターネットやSNS、いろんなところから多くの情報が入ってきます。

最近の中学生なんてみんなスマホ持ってるし、この前中学の保健の授業やってるときに生徒の口からアルギニンとかBCAAとか出てきたときにはマジかよと思いました。

そんな情報過多の時代、意識高い「系」アスリートが増えてんのかなーと勝手に感じてます。

 

例①サプリメント大好きアスリート

「瞬発力つけるためにクレアチンとって、身体作りのためにBCAAとプロテインとってます!あ、あと体調管理のためにビタミン剤もとってて…」

とか言いながら合宿中(2部練)にとっている主食が1日米3合程度。

つっこみ

いや、食細すぎ。

解説

ちょっと体格のいいアスリートがそれなりの運動量を必要とするスポーツを2時間ちょい×2で行う場合、必要なカロリーは5000kcal/日くらい。

そのうちの6割を炭水化物でとるとしたら3000kcal。

米1合の炭水化物のカロリーが500kcalとして、主食が全部米だとしたら単純計算で1日6合程度は食べなきゃだめ。

そんな1日3合なんて女子高生みたいな摂取量じゃ、いくら「ぷろていん」や「びーしーえーえー」をとってたって摂取カロリーが消費カロリーを上回らないんだから身体作りなんてできません。

なんなら練習をすればするほど痩せ細っていく可能性も大いに考えられます。

もちろん、米さえ食っとけばいいなんてこともないし、サプリメントは便利なものですけど、基本は「バランスよくしっかりご飯を食べること」でしょう。

 

例②最新リカバリー大好きアスリート

深夜0時。トレーナーに入念にマッサージしてもらって、アイスバスに酸素カプセル(そんでそれをインスタグラムに投稿)。明日は7:00から自主トレーニング!

つっこみ

いや、寝なさいよ。リカバリーの意味、な。

解説

アイスバスもマッサージも結構なんですが、最も低コスト(0円)で最強のリカバリーである「睡眠」を犠牲にするのは効率悪すぎ。

アスリートなら8〜10時間はとらなきゃだめです。

睡眠にどんな効果があるかはまた改めて。

(睡眠についての過去記事)
コンディションの観点から
身体作り・ダイエットの観点から
パフォーマンスの観点から
睡眠と学業成績

例③中途半端に身体のことに詳しい系アスリート

腹横筋(体幹のいんなーまっする)や、ローテーターカフ(肩のいんなーまっする)など、身体の「コア」となる部分を中心に鍛えてます!

と言いなら「きちんとしたフォームで」腕立て20回もできない。スクワットを自体重分の重りも扱えない。

つっこみ

ここに関しては、選手のせいってよりは、今までの指導者の責任ですね。

解説

巷では(俗に言う)インナーマッスルが優先か、(俗に言う)アウターマッスルが優先か、ウエイトは意味ない、意味あるなんて議論もされてます(過去記事)。

そんなもの、天然露天温泉が好きかA5ランクの焼肉が好きかを問うているのと同じです。同じ土俵で話すものではありません。どっちも最高です。

ここについても今度また詳述しますが、
俗にいうインナーマッスルのトレーニングは、マイナスを0にするためのもの(機能不全を起こして障害が発生した選手のリハビリ・またはその予防トレーニング)
俗にいうアウターマッスルのトレーニングは、0をプラスにする作業(スクワット等の筋トレをベースとしたストレングス&コンディショニング)

だと僕は解釈しています。

インナーマッスルのトレーニングのみを行って満足している人は、マイナスを0にする作業で終わっちゃってる人です。
その部分がマイナスでもなかった人は何のためにやってるんだろうって感じです。

てかそもそもインナー・アウターって呼び方がナンセンスで、専門家は(選手に話を合わせるとき以外)あまりそんな呼び方をしないと思います(俗にいうインナーマッスルである棘下筋なんて表層にありますしね)。

 

まとめ

どれも共通するのは、

「最新」と「最適」のはき違え

最新の情報が常に最適なものとは限りません。これはやっぱり情報社会の弊害といえるでしょう。

そんな最新の情報に踊らされている意識高い系アスリートより、
昔からお母さんにいっぱい食べていっぱい寝るようにしっかりとしつけられているアスリートのほうが、よっぽど意識高いアスリートですよね。

意識の高さ

 

いろいろ例を出しましたが、どれも僕が目にした耳にしたものを組み合わせてちょっと誇張したものなので、実在する人物とは関係ございませんのであしからず。

 

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